1、校正の実施方法

当社では、お客様のニーズに合わせた、いくつかの校正方法を用意いたしました。
お打ち合わせの上、お客様に最適な方法で計測器の校正を実施いたします。

A,出張校正
当社の校正装置をお客様の社内に持ち込み、現場で校正を行います。計測器の数が
多い場合、計測器を社外に持ち出せないときになどに行います。
また、製造ラインや特定の場所に組み込まれた計測器の校正も行います。

B,当社引き取りによる校正
ご希望により当社の自社便にてお客様より測定器をお引き取りしいたします。当社社内で校正を行い校正終了後、お客様にお届けいたします。 引取納品手数料がかかる場合があります。

C,お客様お持ち込みによる校正
お客様に直接計測器をお持ち込みいただき当社社内で校正を行います。校正が終了しましたらご連絡いたしますので、お客様にお引き取りいただきます。もっともローコストに校正が行えます。

D,宅配便等による輸送
お客様、当社間の計測器輸送を、宅配便等によって行います。 計測器の数が比較的少ない場合、遠方の場合にご利用いただいています。

2、 検定の代行

公的機関での検定をご希望の場合も、当社がお客様に代わって検定を受けることができます。
日本電気計器検定所(JMIC)、日本品質保証機構(JQA)等の機関での検定を代行いたします。 また各製造メーカーでの校正、修理依頼も代行いたしますので御相談ください。

3、校正の納期

当社社内で校正を行う場合の標準納期は、輸送期間を除き約10日間です。 お急ぎのときは別途料金にて特急対処できますのでご相談ください。 公的機関、メーカーでの校正代行の場合は、そのつど納期をお知らせいたします。

4、 出張校正について

A,実施の日時については遅くとも1ヶ月前にお申し込みいただき、日時を御相談させて
いただきます。B,校正作業に充分スペースのある、温度管理の出来る場所をご用意ください。

C,据え付け計測器以外は、作業スペースに集めてください。

D,自動機や生産ラインに組み込まれた計測器は、事故防止のため取り外していただくか、校正方法をご指示ください。

E,計測器は極力お預かりした状態でお返しいたしますが、できる限り設定のバックアップをお願い致します。

F,移動のため有料道路、カーフェリー等を利用する場合は、実費を請求させていただきます。

G,宿泊が必要な場合は出張人数X日数の当社規定宿泊費を請求させていただきます。

H,出張距離に応じて当社規定の出張費を請求させていただきます。

5、 その他

A,特にご指定の無い場合は、当社規定の校正項目、校正点で校正を行いJIS規格または
メーカー規定にもとづいた合否の判定を行います。 計測器には当社フォーマットの成績書を1部添付いたします。 お客様ご指定の校正点での校正やオリジナルの成績書フォーマットをご希望の場合は、別途料金にて対応できますので御相談ください。 またJIS規格、メーカー規定以外の規格を適用する場合は事前にお知らせください。B,校正の結果、規定の性能を満たす計測器については校正済証(校正年月を記した当社シール)を貼り付けます。

C,トレーサビリティー体系図 校正証明書 使用標準器成績書は別料金にて発行いたしま
す。

D、計測器が故障のため校正不可能の場合は、お客様に不良内容を通知いたします。
当社社内での修理、当社手配にてメーカーへの修理依頼または、返却の何れかを御選択ください。返却の場合は規定の不良判定料を請求させていただきます。 また電池等の消耗品の交換につきましては実費を請求させていただきます。 当社経由でメーカー修理を依頼する場合は、所定の手数料を加算させていただきます。

E、校正値が規格を外れている場合は、ご報告の上極力規格内に入るように調整いたしますが、調整が不可能の場合や調整が困難な場合は修理とさせていただきます。

F、宅配便等で当社に計測器をお送りいただく場合は、輸送中の事故を防ぐために梱包を
厳重にしてください。相応額の保険をかけて、精密機器(測定器)在中の表示をつけてお送りください。輸送中に事故が発生した場合の保証は各輸送会社の規約内にて行います。

G、 宅配便等の輸送にかかる費用は往復お客様のご負担とさせていただきます。